確定申告(住宅借入金等特別控除)〜実践編〜

書類も揃ったので、それらを元に記入します。
基本的に前回のリストから必要項目のみ書き写すだけなので、さほど難しくないです。欄を間違えたり、紛らわしい数字にならないように丁寧に書くことを心がけるくらい。
私はローン会社から予めローン関係の金額が記入済みの申請用紙と、記入ガイドが送られてきたのでさほど悩まずに済みました。


ちなみに平成19年中に入居した人は、従来の10年とそして15年と還付期間が選べるようになっています。ローン残高に対するパーセントの合計は同じですが年毎に見ればこのようになっています。

  • 10年:1年目〜6年目は1%、7年目〜10年目は0.5%
  • 15年:1年目〜10年目は0.6%。11年目〜15年目は0.4%

15年が追加されたのは、平成19年分の所得税法の改正による税源移譲に伴う対応措置ということなんだそうな。

所得税から住民税への税源移譲により中低所得者層の所得税額が減少することに伴い、住宅ローン控除額を控除し切れなくなり、住宅ローン減税額が減少する場合があります。住宅ローン減税の効果を確保することができるよう、住宅ローン減税の控除率を引き下げる一方で、控除期間を10年から15年に延長する特例を創設します。

実際に源泉徴収票を見ますと、平成19年より還付対象である所得税がかなり減っていることがわかります。私の場合、大雑把に書きますと、所得税が10万以下なのに対し、0.6%で計算しても10万以上。なので15年の方を選択しました。
ほとんどの人は所得税額が年末借入金等残高x1%未満になるんじゃないですかね。よほど年収が多く(=所得税額が多く)てローンの残高が少ないのでなければ。
【参考】
http://www.yodacpa.co.jp/info/z091jyutakuloan2.htm
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/zeisei07/05/index.html
http://www.city.sodegaura.chiba.jp/kakuka/shimin/kazei/download/14jyuutakutokurei.pdf


別件ですが、19年は歯の治療などで医療費もけっこうかかりました。そこで医療費控除も初チャレンジ。明細書などはこちらなどを参考にしてエクセルで作っておいたので、あとは申告書を書くだけですが、一つ勘違いしていたのは住宅ローン控除とは別に申告するのかと思っていたこと。そうじゃなくて一つの用紙で良かったのでした。
こちらも明細書に記入した医療費の合計支払額と控除対象額を申告書に記入します。住宅ローン控除もあるので所得税からの還付分は無いと言っていいのですが、医療費に関しては住民税が減るというメリットがあるそうなんです。*1
http://allabout.co.jp/finance/tax/closeup/CU20010105A/


さて準備が終わったので税務署に行ってきました。この時期は確定申告の人用に会場が設置されていて、大勢の人がひしめいていましたね。PCが並んでいてその場でe-Taxという電子申告もできるそうな。私はもう書いちゃったからいいや。
一応、職員を捕まえて医療費控除額の記入や住宅ローン控除の計算書のあたりを2,3確認し、あとは封筒に書類を入れて提出してきました。向こうも書類のチェックくらいで中身は全然見なかったので拍子抜け。何か漏れがあったら後で呼び出しくるのかなぁ。

*1:このあたりも含め、人力検索はてなで質問していろいろ教えてもらったのですが→question:1202829604